今のご時世、何でも”自宅でできる”ほうがよりよいですね。
ホワイトニングも自宅でできる「セルフホワイトニング」が人気です。
セルフホワイトニングといっても、希望する白さによってさまざまものがあります。
ここでは国内製、海外製問わず自宅でできる人気のセルフホワイトニングについて説明していきます。
自宅でできるセルフホワイトニングとは?
歯医者さんでおこなうオフィスホワイトニング、歯医者さん指導のもとでマウスピースをつかって自宅で行うホームホワイトニングがありますが、
・サロンなどで自分でジェルを塗り、基本ご自身で行う
・ホワイトニングキットなど自分で購入して行うホワイトニング
を”セルフホワイトニング”と呼んでいます。
自宅でできるセルフホワイトニングはどのくらいの白さを希望するかによって2つに分かれる
セルフホワイトニングでも歯の色をどこまで白くしたいかで大きく以下の2つに分かれます。
①歯の表面汚れをおとして、歯本来の色にする
②歯そのものを白くする
です。
①はホワイトニング歯磨き粉/ジェル、ホワイトニングキットの利用により歯表面についた汚れを落とすことで歯本来の色にもどします。
②は歯を内部から白くするジェル(過酸化水素又は過酸化尿素を含んだ)を使って行うものです。
この2つは使用するジェルや歯磨き粉の成分が違う為、どのくらいの歯の色さになるか、しみ・痛みなどの安全性にも違いがでます。
歯の表面汚れをおとし、歯本来の色にするセルフホワイトニングとその方法
これに該当するホワイトニングには以下のようなものがあります。
ホワイトニング歯磨き粉 | ホワイトニングキット | |
---|---|---|
代表的な商品 | ブリリアントモア、はははのは、ルシェロホワイトなど | HiSmile、 |
成分 | ポリエチレングリコール、ポリリン酸ナトリウムなど | 重炭酸ナトリウム、亜鉛酸ナトリウムなど |
値段 | 1,000~2,000円 | 7,000円前後 |
販売しているところ | 各ドラックストア、楽天、バイマ、ヤフーショッピング | HiSmile公式サイト、バイマ |
ブリリアントモアなどのホワイトニング歯磨き粉は市販されているため手軽なホワイトニングと言えます。
しかし、その効果は個人差もあり、歯の色を戻す効果も小さいのが一般的です。
あるホワイトニング歯磨き粉では2週間で1〜2シェードアップという結果のものも。実際には食生活など気を付けることでも大きく左右されます。
ホワイトニングキットについても個人差があり、レビューなどを確認すると効果を感じた人、ほどんと効果を感じなかった人とまちまちです。
ただし、オーストラリアのホワイトニングキット HiSmile(ハイスマイル)のように効果がなかった場合、返金保証をしてくれるものはそういった点で安心できるものもがあります。
セルフホワイトニングの行い方
・ホワイトニング歯磨き粉は通常の歯磨き粉と同じように
ホワイトニング歯磨き粉はペーストタイプのもの、ジェルタイプのもの両方ありますが、通常みなさんが歯磨きをするのと同じように行います。
ホワイトニング歯磨き粉にプラスして、普通の歯磨きを行う必要はありません。
ホワイトニングキットの使い方
①歯磨きをした後、付属のマウスピースにジェルを塗布していきます。
②マウスピース全体にジェルがいくようにして、マウスピースにライトを装着、口にくわえライトをつけます。
③10分後、ライトはタイマーで切れるので、口からマウスピースを外し、口をゆすぎます。
④マウスピースは水洗いし、乾燥させます。お湯で行うと変形するので、水で行いましょう。
歯そのものを白くするセルフホワイトニングは安全性に十分な注意が必要
自宅でできる歯そのものを白くするセルフホワイトニングには以下のようなものがあります
方法 | ホワイトニングストリップス | ホワイトニング歯磨き粉/マウスウオッシュ | ホワイトニングキット | ホワイトニングジェルのみ購入 |
---|---|---|---|---|
代表的な商品 | クレスト プロフェッショナルエフェクト など | コルゲート オプティックホワイト ハイインパクト、オプティックホワイト ホワイトニングマウスウォッシュなど | ブライターホワイト、ビーグレンデンタルなど | オパールエッセンス、ティオンなど |
過酸化水素換算濃度 | 6~14% | 1~2% | 約6% | 3.6〜12.6% |
値段 | ストリップス:5,000円前後(20回分) | 歯磨き粉:1,000円前後(85g) | ブライターホワイト 6,000円前後(ジェル4本) ビーグレンデンタル 4,920円(初回のみ) | 4,000〜5,000円(4本セット)※2週間分相当 |
販売サイト | 楽天、バイマ、ヤフーショッピング | アマゾン、楽天、バイマ | バイマ、公式サイト | 楽天、ヤフーショッピング、バイマ |
備考 | 成分は過酸化水素 | 成分は過酸化水素 | 成分は過酸化尿素 | 成分は過酸化尿素 |
表のように過酸化水素濃度はさまざまです。
濃度と時間によって効果は変わってきますので、コルゲートのホワイトニング歯磨き粉など使用時間が短く、濃度が低いものですと効果は少なくなります。
この中で最も人気なのが”クレスト ホワイトストッリプス”です。
シールタイプで歯に毎日30分ほど貼るだけという手軽さと、20日分で5,000円前後コスパの良さが人気の理由です。
過酸化水素濃度は12%と歯医者さんのホームホワイトニング濃度3.6%よりも高く、歯を白くする効果があります。
ジェルのみをQoo10、楽天などのインターネット上で購入して行う方法ではマウスピースをあらかじめ歯医者さんで作っておく必要があります。
マウスピースのみの購入は10,000〜20,000円ほどです。
歯医者さんによっては初回のジェルもホームホワイトニングのコースを申し込んだほうが安くなる場合もあるので相談してみてください。
・しみ・痛みが出るリスクを考慮する必要あり
過酸化物を使ったセルフホワイトニングを行う場合、事前に専門家(歯医者さん、歯科衛生士さん)に歯の状態を診てもらうことがないため、使用には注意が必要です。
濃度が低いものはしみ・痛みは起きにくくなりますが、やや濃度が高いものの場合には特に気を付ける必要があります。
虫歯があったり、歯周病があったりなど口の中の状態によっては、歯の神経に薬剤が届きやすく、結果とててしみ・痛みがでてしまう場合があるためです。
歯医者さんもとで行う場合は事前に歯・歯周病の治療を行ったり、知覚過敏を抑制する対策をとったりして、なるべくしみ・痛みを防ぐことができます。
しみ・痛みによる炎症がひどいとそこから発展し、最悪は歯の神経を抜くようなことになる場合もありますので、使用の際にはよく検討しましょう。
海外で人気!自宅でできるセルフホワイトニングは?
海外製品が多く販売されているバイマ(BUYMA)なでは海外でも人気のホワイトニングアイテムが販売されています。
以下の表のような製品が販売されています
(歯そのものを白くする)
クレスト ホワイトニングストリップス
なかでも、歯そのものを白くする
クレスト ホワイトニングストリップス
がホワイトニング先進国のアメリカでも大人気のアイテムです。
人気の理由は歯に貼り付けるだけのシールタイプで手軽にホワイトニングできる点です。
一番出回っているプロフェッショナル エフェクトの過酸化水素濃度は12%と歯医者さん指導のもとで行うホームホワイトニングの濃度よりも高く、歯を白くする効果が期待できます。
ストリップスの貼り付け時間は30分としてされています。
ホワイトニング先進国アメリカでも歯医者での専門的なホワイトニングが増加している
自宅で気軽にできるクレストのホワイトニングストリップスはアメリカでも大人気ですが、歯医者での専門的なホワイトニングを行う人も増えています。
その理由として
・信頼性が高い、専門的な手順
・歯医者が進める製品への患者の信頼性
が挙げられています。
アメリカホームホワイトニングにかかる費用は100~400ドル、歯医者でのホワイトニングは平均650ドル、1000ドルになることもあります。
コストはかかりますがホワイトニングに対して”安全性や信頼”を得たい人が増えているのが実情です。
HiSmileなどのホワイトニングキットはSNS世代へのマーケティングで成功をしましたが、過酸化物が入っていないので歯そのものを白くする効果はなく、歯の着色汚れを落とすのみです。
それでは物足りないと感じる人が専門的なホワイトニングに流れています。
番外:自宅でなく通うセルフホワイトニングとは?
エステサロン・ホワイトニングバーなどの店舗、東京・大阪など大都市には多い
店舗などでおこなうセルフホワイトニングはエステサロン、ホワイトニングバーなどがそれにあたります。
歯医者さんなどの医療機関でないサロンなどは法律上、施術ができないため、お客さん自身がジェルなどを塗り、ライトを照射して行うものとなっています。
ただ、すべてお客さん自身では難しいので、定員さんが使い方の説明をしたり、ライトを移動したりなどの補助をおこなってくれます。
また、サロンやバーは医療機関でないので歯そのものを白くする過酸化物が取り扱えません。
”歯表面の汚れ”を落とすホワイトニングとなるのが大きな特徴です。
歯表面の汚れを落とす効果は自宅で行うホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングキットより効果が高いです。
その理由は使用するジェル成分が違うことや自宅では扱えない出力の高いライトを使用するためです。
こういったサロンやバーは東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市や地方の大きな市に店舗があります。
まとめ
ここでは自宅でできる人気のセルフホワイトニングについて以下の説明をしてきました。
・セルフでおこなうものには①歯の着色汚れを落とす、②歯を内部から白くする、2つの種類がある
・歯の着色を落とすものは歯磨き粉/ジェルやホワイトニングキットを使用、着色を落とす効果には個人差がある
・歯の着色を落とすものはしみ・痛みのリスクはない
・歯内部から白くするものは過酸化物が含まれるジェルを使用することで白くなり、過酸化物濃度や使用時間で効果が大きく違ってくる
・虫歯・歯周病などがあると過酸化物によるしみ・痛みが起こりやすくなり、事前確認ができないセルフでは十分な注意が必要
自宅でセルフで行うことはコロナウイルスの感染予防にもつながります。
ただし、効果が高いものはその分刺激も強くなり、しみ・痛みの可能性をご自身で判断するには難しい点もあります。
歯医者さんであらかじめ歯の状態を診てもらうなり、場合によっては歯医者さんのもとでホワイトンニングを行うなどの選択をして”痛みのない、安全な”ホワイトニングができるように検討してみましょう。