突然ですが、皆さんは「歯を白くする」と聞くと、どのような方法を思い浮かべますか?
やっぱり歯を白くするなら歯科医院のホワイトニング、または市販のホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングジェル、といったものを連想される方が多いかと思います。
現在では、上記のホワイトニング方法に加え、街中で気軽に歯を白くできる「ホワイトニングバー」が登場し、20代・30代の女性の方を中心に人気が高まってきています。
今回は、話題の「ホワイトニングバー」についてご紹介いたします。
ホワイトニングバーとは?
ホワイトニングバーは「歯のエステサロン」
ホワイトニングバーとは、歯を白くするジェルなどを使い、お客さんが自分自身でホワイトニングを行うセルフホワイトニングスペースです。
保健所からの歯科医院の認可を受けていないため、分類上はエステサロンに該当します。
ホワイトニングバーでは医療法上、歯科医院などの医療機関ではないため、スタッフが施術することが不可能となります。
このため、利用者が自分で歯を白くするセルフホワイトニング方式となっています。
▲インスタでも話題に
ホワイトニングバーは医療機関ではないため、スタッフが医療行為を行うことができません。
しかし現在では、気軽に歯を白くできるとして、インスタグラムを中心に主に20代・30代の女性がホワイトニングバーでのセルフホワイトニングレポをUPするなど、人気が高まってきています。
気になる料金は?
若い世代の女性を中心に人気が高まっているホワイトニングバーですが、気になるのはやっぱりお値段ですよね。
ホワイトニングバーはフランチャイズや個人経営のお店など、店舗ごとによって料金に違いがあります。
おおよその利用料金の目安としては、人気の全国チェーンの「WhiteningBar」(株式会社ピベルダ運営)の場合、1回あたりの価格は4,980円(税込み)、東京・千葉・神戸・大阪・札幌などにチェーン展開し、利用者が多いことで知られる「WhiteningCafe」(株式会社アユザック運営)の場合、1回あたりの価格は3,900~4,980円(税込み)と、平均で4,000円から5,000円前後が平均の費用となっています。
上記の価格はホワイトニングジェルの塗布やLEDライトの照射、そして仕上げのブラッシングまですべて込みのセット料金のため、「安いから」という理由で定期的にホワイトニングバーを利用する人が増えています。
ホワイトニングバーでホワイトニング手順は? スタッフはどんな人たち?
ホワイトニングの手順
ホワイトニングバーは医療機関ではなく、歯科医師や歯科衛生士はいないため、施術をスタッフが行うことはできません。
このため、利用者が自分自身で歯を白くするセルフホワイトニングを進めていきます。
ホワイトニングバーで行うセルフホワイトニングの手順はおおむね以下のような流れとなります。
<STEP1>ケアを行う前にシェードガイドで歯の色を確認
セルフホワイトニングを行う前に、シェードガイドという歯の模型が並んだガイドを使って自分の歯の色を確認します。
シェードガイドでホワイトニング前の歯の白さをチェックしておくことで、ホワイトニング後にどれだけ歯が白くなったのか、変化を確認できます。
<STEP2>歯磨き粉を使ってブラッシング
専用の歯磨き粉を使い、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)や食べカスなどを落とします。
<STEP3>リップクリームを唇に塗る
ホワイトニングバーではLEDライトを照射するときに口を大きく開ける必要があります。
このため、唇が乾燥していると口を開けたときに切ってしまうおそれがありますので、あらかじめリップクリームを塗って唇に潤いを与えておきます。
<STEP4>歯の表面についた水分を拭き取る
ホワイトニングジェルを塗る前に歯の表面についた水分をしっかり拭き取ります。
<STEP5>ホワイトニングジェルを歯の表面に塗る
専用ブラシを使い、1本1本の歯にホワイトニングジェルをムラなく塗ります。
<STEP6>LEDライトで光を当てる
リラックスチェアやソファーに座り、LEDライトを口に挟んで光を歯に照射します。
照射時間はおおよそ15~20分程度です。
ライトを照射することにより、歯の表面についた汚れや着色汚れを浮き上がり、落としやすくなる効果を期待できます。
LEDライトには紫外線は含まれていませんので、日焼けなどの副作用はありません。
照射の際にはスタッフが手伝ってくれるほか、サングラスをかけて光から目を保護します。
なお、歯並びが悪いとLEDライトが歯全体に照射できず、ホワイトニング効果が思ったようにでないケースもあります。
<STEP7>仕上げのブラッシング
LEDライトの照射が終わったあとは、専用の歯磨き粉を使い、浮き上がらせた汚れや歯に残っているジェルを歯ブラシで綺麗に落とします。
<STEP8>シェードガイドでホワイトニング後の歯の色を確認
ケアをする前とケア後でどれだけ歯の色が白くなったかをシェードガイドを使って確認します。
ホワイトニング効果は人によって異なりますが、1回あたりのケアで2~3トーン、歯の色が白くなるケースが多いです。
ホワイトニングバーのスタッフってどんな人たちなの?
ホワイトニングバーは医療機関ではないため、店舗にいるスタッフは店員さん・ショップスタッフになります。
ただし、歯を白くするホワイトニングや機器の取り扱い方法については教育を受けているため、何かわからないことがあれば気軽にスタッフに相談でき、アドバイスしてもらえます。
ホワイトニングバーの効果は?何回通えばよい?通う間隔は?
ホワイトニング効果は歯科医院よりも劣る
ホワイトニングバーは医療機関ではないため、歯科医院で使用する過酸化水素や過酸化尿素を使うことができません。
使用するジェルの成分は主に炭酸水素ナトリウム(重曹)や、グリセリン、ポリソルベート、カルボマー、キサンタンガム、ソルビン酸カリウムとなります。
これらは基本的に研磨剤など、歯の表面についた汚れを落とす成分であり、歯そのものを内側から白くする効果は期待できません。
このため、歯の着色汚れ(ステイン汚れ)がひどい場合や本当に歯の色を白くしたいときには歯科医院でオフィスホワイトニングを受けるか、マウスピースを使って歯を白くするホームホワイトニングを行うことをおすすめします。
何回くらい通えば歯の白さを実感できる?
ホワイトニングバーで歯を白くしたい場合、通う回数や間隔は人それぞれに異なります。
歯の着色汚れが少なくふだんからしっかりブラッシングをして歯を綺麗にしている人なら初回で歯の白さを実感できるケースもあれば、タバコのヤニ汚れや着色汚れがひどい人のケースでは何回通っても歯が白くならないこともあります。
ただ、ホワイトニングバーで行うセルフホワイトニングは多くの人が1回のケアで平均2~4トーンほど歯の色味が白くなった、と感想を言っていて、極端に着色汚れが強くなければ1回でも十分に効果を得られることも珍しくありません。
なお、ホワイトニングバーでは複数回分の利用料金をまとめて支払うコースもあり、「1回じゃ歯が白くならないかも・・・」という不安がある方はコースを購入してリピーターになるのもおすすめです。
ホワイトニングバーの評判・口コミ
ネットでの評判
最近は歯を白くするためにホワイトニングバーを利用する人が増えています。
ツイッターでは「1回のケアで2トーン白くなった」「1回でかなり歯の色が明るくなった」といった口コミも多く見受けられ、評判はかなり高いようです。
しかし、一方、5ちゃんねるなどの匿名掲示板では、「ホワイトニングバーで効果がでなかった」「クリーニングだから根本的に歯を白くすることはムリ」などの批判の声もでています。
(5ちゃんねるスレッド「◇◇◇歯のホワイトニング総合スレ 15◇◇◇」より)
141:スリムななし(仮)さん:2017/01/25(水) 16:57:15.98
ホワイトニングバーいってみたけど効かなかった(´・_・`)
個人差あるって注意書きあったけどがっかり。
歯医者さんでしてもらった方がいいのかなぁ。
105:スリムななし(仮)さん:2018/01/18(木) 18:53:19.98
セルフホワイトニングっていま流行りのホワイトニングバーみたいなもんでしょ?あれって着色汚れは落ちるけど、もともとの歯の色に戻るだけだから黄色い人は白くならないんでしょ
それなら歯科医院で保険内でしてくれるクリーニングと変わらないよね
ホワイトニングバーと歯科医院のホワイトニングはどっちがお得?
ホワイトニングバーの料金は上でお伝えしたとおり、おおよそ3,600~4,980円が1回あたりの価格となっています。
それに対して、歯科医院で行うオフィスホワイトニングはクリニックごとに違いはあるものの、平均価格で1回あたり10,000~15,000円前後が相場のようです。
上記のように価格だけを見ると料金面でお得なのはホワイトニングバーです。
しかし、歯科医院のホワイトニングでは過酸化水素や過酸化尿素など、成分の強いホワイトニング剤を使って歯の内側から白くする、という特徴があります。
このため、歯の表面を綺麗にクリーニングして歯が本来持つ白さを取り戻したい方はホワイトニングバー、そして、本当に歯を白くしたい場合や着色汚れがひどいときには歯科医院のホワイトニング、というようにそれぞれの目的に合わせどちらを利用するか決めておくとよいでしょう。
ホワイトニングバーは予約をキャンセルするとキャンセル料はとられるの?
▲キャンセル料金は取らないところが多い
現在、日本国内でフランチャイズ展開しているホワイトニングバーにはWhiteningBarやWhiteningCafeなどがあります。
これらのチェーン店では、ネットを使って予約ができるネット予約システムを導入しており、訪問したい曜日と時間帯を入力するだけでカンタンに予約ができます。
さて、気になるのが予約をしていて行けなくなってしまったときですが、どちらのホワイトニングバーも原則として「キャンセル料金は不要」となっています。
ただし、WhiteningCafeについてはクーポンを使って予約をした場合、当日のキャンセル・無断キャンセル・当日の予約変更・当日15分以上の遅刻については「クーポンが無効」となってしまうので注意しましょう。
また、1回のホワイトニングでは歯の白さを実感できなかった場合、2回目以降の予約を行うことも可能となっています。
ホワイトニング効果を最大限にひきだすには、1回だけであきらめずに継続してホワイトニングバーに通うことが大切です。
ホワイトニングバーのクーポンについて
ネットでもらえるクーポン
歯の専門店「WhiteningBar」では、クーポンの配布はお店ごとによって異なるようです。
ネット上でもらえるクーポンとしてはこちらの大宮店のものを確認できました。
<大宮店>歯のセルフホワイトニング約1時間が【4,980円】初回来店+ケアで 楽天スーパーポイント2,000円分プレゼント
また、「WhiteningCafe」の方はグルーポンやリザーバ、ミニモなどの各サイトでクーポンを配布しており、こちらも店舗ごとによって特典内容や割引価格が異なっています。
<大阪なんば店>通常1回分の料金が3,400円を1,900円に割引⇒完売しています
<神戸三宮本店>LINEショップカード利用で1回分の料金が無料、1,000円オフクーポンももらえる、など
雑誌やフリーペーパーでもらえるクーポン
WhiteningCafeでは関東を中心に広告展開しているフリーペーパー、モテコの誌上クーポンを配布するなど、紙媒体のクーポン配布もさかんに行っています。
来店割引やリピート割引、友達紹介割引について
WhiteningBarの割引システムは各店舗によって異なるようです。
ネット上では、
上記の割引を確認できました。
WhiteningCafeは公式サイトのキャンペーンページに各店舗の新規オープン割引の情報が掲載されています。
今回、上記の割引システムをすべて確認してみたのですが、WhiteningCafeの来店割引は各店ごとに付与条件が異なるものの、多くのお店で「来店後複数回分の回数券を購入した場合に限り利用可能」となっていました。
また、リピート割引や友達紹介割引についてはWhiteningBar、WhiteningCafeともに確認できませんでしたが、どちらのフランチャイズもキャンペーン期間になるとさまざまな割引サービスを行っているようなので、気になる方はこまめにサイトをチェックしておくことをおすすめします。
自然な美しさを求めるならホワイトニングバーへ
人気のホワイトニングバーについてご紹介しました。
歯科医院で行うホワイトニングは歯を内側から白くする効果はあるものの、薬剤の成分が強すぎて施術中に痛みを感じてしまうケースもあり、人によってはストレスを感じることもあります。
ホワイトニングバーは医療機関ではないため歯を白くする効果は歯科医院のホワイトニングよりも劣りますが、各種の天然成分や研磨剤を配合したホワイトニングジェルを使うことでより自然な歯の本来の白さを演出できる、というメリットがあります。
このため、「とにかく歯を白くしたい」「歯の着色汚れがひどい」という人は歯科医院のホワイトニング、「歯本来の自然な白さにしたい」「料金を節約したい」という人はホワイトニングバー、とご自身に合った方法を選んでみましょう。