タバコのヤニ ”歯のクリーニング”できれいに!

ホワイトニング以外で歯を白く方法

タバコを吸われている方はどうしても歯についてしまう”タバコのヤニ”

近年はIQOSなどの加熱式タバコが主流になり、タバコのヤニ→タールが含まれる量もかなり少なくなっていますがタールが含まれていることには変わりません。

ここではそんな歯についてしまったタバコのヤニ取りの方法やその料金、注意点などについて解説していきたいと思います。

タバコを吸うとどうして歯にヤニがつくの?

タバコのヤニとされているタール

タールは歯の表面を覆っている”ペリクル”と呼ばれる膜と結びつきやすく、早くタールを除去しないと結びつきが強くなり歯磨きでは取れなくなります。1日程度であれば、歯を磨き残しがないように磨くことでヤニがつくことを防げますが、それ以上になるとヤニが取れなくなってきます。

このようにヤニは蓄積され、通常の歯磨きだけではとれなくなり他の方法でヤニを除去しないといけなくなります。

歯についたヤニをとる2つの方法

通常の歯磨きではとれなくなってしまった歯のヤニを落とすにはヤニ取り専用の歯磨き粉を使用するか、歯医者での歯のクリーニングをしてもらうかになります。ここではその2つの方法について説明します。

ヤニ取り専用の歯磨き粉による

タバコのヤニを落とす成分を含んだヤニとりに特化した歯磨き粉を使ってヤニを落としていきます。成分としては有効なポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリリン酸ナトリウムです。選ぶ際にはこの成分が入っているか確かめましょう。

 

ヤニ取り専用の歯磨き粉として代表的なものをご紹介します。

【アパガード スモーキン】

ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンがヤニを溶解除去します。価格:1084円(2019/8/10時点 amazon.co.jp)

また、ハイドロキシアパタイトが含まれており、歯の再石灰化をうながし、歯の表面を滑らかにして、再着色を防ぎます。

【ルシェロ ホワイト】

ポリエチレングリコールでヤニを溶解除去します。また、高濃度のフッ素が含まれており、歯の再石灰化を促進し、虫歯予防の効果もあります。価格:1621円(2019/8/10時点 amazon.co.jp)

 

【スーパースマイル】

”カルプロックス”という成分により歯の表面の膜「ペリクル」を分解することで、ペリクルについたヤニを落とします。なお、ペリクルがとれている間は歯に着色がつきやすくなっているので、1時間ほどは着色の飲食、喫煙は控えて下さい。価格:2216円(2019/8/10時点 amazon.co.jp)

 

歯科医院での歯のクリーニング

歯科医院での歯のクリーニングでは、通常の歯磨きではとれないヤニなどを専用の器具をつかって行うことで除去します。具体的な手順は以下のとおりです。

①歯垢の染め出し

専用の薬剤を歯に塗布して、歯垢が付いている箇所を把握します。

②スケーリングによる歯石の除去

スケーラーを用いて歯と歯の間、歯と歯茎の境目などについている歯石を除去します。スケーラーには一般的な”スケーラー”のほか、超音波振動を利用した”超音波スケーラー”などがあります。

(スケーラーによる歯石除去)

③研磨

粒子の細かいパウダーを水圧で吹き付ける”ジェットクリーニング”でついているヤニを落とします。ジェットクリーニングしたままでは歯の表面が粗い状態ですので、目の細かい研磨ペーストなどで研磨して歯の表面を滑らかに仕上げていきます。

(ジェットクリーニング)

④フッ素剤の塗布

虫歯予防と歯の再石灰化促進の為、歯表面にフッ素を塗り、歯をコーティングします。

※ 一般的なクリーニングの内容は上記のとおりですが、内容は歯科医によっても異なります。

歯のクリーニング 料金相場は数千~1万5千円の範囲

自由診療(保険適用外)で料金は数千~1万5千円の範囲

歯科医院で行う歯のクリーニングは、治療目的でなく見た目(審美)をよくするためのものであり、治療に適用される医療保険にはなりません。料金は数千〜1万5千円の範囲の料金となります。料金にばらつきがある理由は”歯科医院ごとにクリーニングのメニューが異なる””自由診療なので料金が自由に設定できる”ことによります。

歯のクリーニングの内容は”歯垢の染め出し→歯表面の研磨→歯石の除去→フッ素剤の塗布”がしっかりクリーニングを行った場合の流れになります。このメニューは歯科医によってどこまで行うかが変わってきます。”歯表面の研磨”を主に行ってその他の内容は実施しないというのが多い傾向にあります。

審美を専門にしている歯科では、研磨した後、歯のツヤ出しなど見た目にこだわった内容で行っています。

 

治療目的(保険適用)のクリーニング(歯石除去)は3000円程度

一方、保険が適用となるのは、虫歯や歯周病の原因となる歯垢が固まった”歯石をとるクリーニング”(治療目的)です。歯石をとることがメインとなるので、内容もスケーリング・研磨などで終了し、料金は3000円程度となります。

クリーニングのメリット

歯科医院でのクリーニングでは単にヤニを取るだけでなくそれ以上のメリットがあります。ここではその具体的なメリットを説明します。

・歯石が取れることで虫歯・歯周病予防につながる

歯石は細菌のかたまりが固くなり、歯にこびりついているものです。歯石をそのままにしておくとその部分に菌がたまりやすくなり、そこから虫歯や歯周病を発生させてしまう原因になります。クリーニングで歯石を除去することで予防につなげることができます。

また、仕上げにフッ素を塗布する場合、フッ素は歯の再石灰化を促す効果があり、虫歯予防につながります。

・歯の表面を滑らかにし、歯への再着色を防ぐ

保険適用外となるクリーニングではジェットクリーニングでヤニ取りをしたのち、仕上げの研磨を行い歯表面を滑らかにする場合が多いです。表面がつるつるになった歯は着色汚れがつきにくくなり、再着色を防ぎます。

・口臭予防につながる

歯石やヤニなどの汚れは口臭の原因にもなります。汚れを落とすことで口臭を防ぐことにもつながります。

・歯本来の色を取り戻すことができる。

タバコのヤニや着色汚れが取れることで歯本来の色になります。黄ばんでいた歯が明るくなることで見た目でも印象がよくなり、自信が持てるようになります。「より歯を白くしたい」と思われた場合、過酸化物を含んだ薬剤を使用する歯そのものを白くするホワイトニングを行います。

クリーニングの注意点

クリーニング直後は色の濃い飲食・タバコは避ける

クリーニング後は歯表面を保護している膜”ペリクル”が取れた状態になっています。ペリクルはすぐに作られるとされていますが、クリーニング後、1時間ほどは色の飲食やタバコの喫煙は控えましょう。また、クリーニングを行った日は色の濃い飲食は避けましょう。理由としてはペリクルの完全に安定するまでは1日ほどかかるからです。

 

レジンなどの詰め物があってもクリーニングは可能

天然の歯でないレジンなどの詰め物の汚れもクリーニングで落とすことは可能です。(ただし、専門的には研磨の仕方が変わってきます)

 

定期的なメンテナンスは必要

クリーニング後、日常の歯磨きでヤニが付かないように気を付けていても、徐々にヤニはついていってしまいます。3ヶ月~半年に1度程度、歯のクリーニングを行いヤニをとり、きれいにしていくことをおすすめします。

メンテナンスの間隔をなるべく空けるために日ごろから気を付ける点は”喫煙前に水を含みあらかじめ水分の膜を作っておく”、”喫煙後はをうがいなど水を含むことでヤニが歯につきにくくしておく”と効果があります。

歯の黄ばみをより落としたい、歯を白くしたい時は

歯のクリーニングによって、歯本来の色をとりもどすことができます。また、日本人の平均的な歯の色は”シェードガイド”とよばれる歯の色見本ではA3かA3.5です。

(シェードガイド)

「歯をより白くしたい」という場合は、歯そのものを白くする過酸化物が含まれる薬剤を使った”ホワイトニング”を行います。ホワイトニングは歯科医院で行う”オフィスホワイトニング”、歯科医指導のもと、自宅で行う”ホームホワイトニング”、自身で薬剤を購入して行う”セルフホワイトニング”があります。安全性や料金、期間などそれぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身にあった最適なホワイトニングを選びましょう。

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