ホワイトニングは1回で希望の白さになるものもありますが、通常は何回か行って、希望の白さにしていきます。
では、どのくらいの間隔でおこなうものなのでしょうか。
ホワイトニングを行う間隔は歯科医で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニングなど、ホワイトニングの種類によってもかわってきます。
また、”ホワイトニングで歯を白くした後は特に何もしなくて大丈夫?”という疑問をお持ちの方もいると思います。
ホワイトニングして希望の白さになった後、その白さはずっとキープされるものでないため、定期的なホワイトニングが必要になります。
そこで今回はホワイトニングをおこなう間隔、白さをキープするための次のホワイトニングとの間隔について説明していきたいと思います。
ホワイトニングをおこなう間隔は?
オフィスホワイトニングは1~2週間おき、長くても4週間おきに行うのが一般的
オフィスホワイトニングでは毎日や数日おきにという間隔でなく、1-2週間ほど間隔をあけて行います。その理由としてオフィスホワイトニングは高濃度(35%程度)の過酸化水素を含んだ薬剤を使用するため、ホワイトニング後、安定した色の白さを判断するために期間が必要な為です。
ホワイトニング後、歯の表面が乾燥している為、一時的に特に白く見えます。これは、数日で水分が戻ってきて色が落ち着いてきます。色が落ち着いた状態で、次のホワイトニングを行います。
オフィスホワイトニングはトータル3~5回 おこなうことで、希望の白さにしていきます。
※濃度が低いオフィスホワイトニングの場合は、5~10回程度になります。
ホームホワイトニングは2週間、毎日2時間行うのが通常
ホームホワイトニングの薬剤について国内で認可されているものは過酸化尿素濃度10%以下(過酸化水素濃度にすると約3.6%)と低く、1回の効果がすくない為、2週間連続して毎日2時間行います。
ホワイトニング中はマウスピースをつけた状態になるので、色がついた飲食・喫煙以外は他のことをしていてかまいません。
ホワイトニングの薬剤はあらがじめ、歯科医院から2週間分をもらっておき行います。
セルフホワイトニングではホワイトニングの種類によって間隔は違う
セルフホワイトニングには大きく2つの種類があります。
① ホワイトニングバー、サロンなどで行う場合
歯そのものを白くする薬剤を使用したホワイトニングは歯科医師がいる歯医医院でしかおこなえない為、ホワイトニングバー・サロンなどで行うホワイトニングはジェルで歯の表面の汚れを落とすことにより歯を白くみせるものです。希望の色になるまでは短い間隔(少なくとも1週間以内)で次のホワイトニングをおこないます。
② インターネットなどで買うことができるホワイトニングアイテムを使う場合
インターネットではクレスト ホワイトニングストリップに代表される、歯そのものを白くする過酸化物を含んだ海外製のアイテムが購入できます。
ホワイトニングアイテムを購入して行う場合、説明書にしたがって使用する間隔を守ります。但し、説明書に使用間隔の記載がないホワイトニング用歯磨き粉などは毎日使用して問題ありません。
歯そのものを白くするアイテム、クレスト ホワイトニングストリップは、1日30分 20日間続けて使用すること(アイテム名:プロフェッショナルエフェクト)と記載されています。
ホワイトニングする間隔があいてしまった場合は?
「仕事や家事が忙しく、歯科医院にしばらくいけなかった、ホームホワイトニングができなかった」など、ホワイトニングする間隔があいてしまった場合、歯の表面への着色や歯の内面の色戻りがおきていると思われます。
また、空いた期間にもよりますが、新たな虫歯などが発生している可能性もあります。歯科医のもとで行うオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングでは、再開時に歯科医院で確認してもらい、あらためてどのくらいの回数・期間がかかるかを確認しましょう。
ホワイトニングの白さをキープするためのメンテナンスの間隔は?
歯そのものの白さをキープするには約半年ごとのメンテナンス
ホワイトニングで希望の白さになった歯は定期的なメンテナンスを行わないと、2~4年でほぼ元の色に近くなってきます。ホワイトニングは過酸化物を含んだ薬剤によって歯内部の着色物質が分解され歯を白くしますが、時間とともにまた着色物質が歯の内部にたまってくるためです。
そのため個人差はありますが、おおよそ半年ごとにメンテナンス(再ホワイトニング)をおこない、白さをキープします。
こまめに色戻りを防ぎたい場合は、2週間に1度程度ホームホワイトニングを行って、希望の白さをキープし続けるメンテナンスを行います。
歯表面の汚れには大きく2つの方法がある
歯の表面の着色汚れによっても白さがなくなってきます。歯の表面の着色汚れのメンテナンスには以下の方法があります。
① 歯科医でのクリーニング(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング) を定期的(3~4カ月/1回)に行う
PMTCは歯科医院で専用の機械を使って、歯の表面の汚れをおとすクリーニングです。通常の歯磨きでは落とせない着色汚れを研磨して落とします。
② スーパースマイルなどホワイトニング用の歯磨き粉を使用する
ホワイトニング用の歯磨き粉には歯の表面の着色汚れ(ステイン)を除去する成分が含まれています。いつもの歯磨きとして使用することで着色汚れをおとし、白さを保ちます。
まとめ
ここでは、過酸化物が含まれる薬剤を使ったホワイトニングをおこなう間隔は
オフィスホワイトニング:1〜2週間隔
ホームホワイトニング:2週間連続
セルフホワイトニング:説明書によるが10日間連続などが多い
歯そのものの白さをキープするには約半年ごとのメンテナンスが必要。
歯の着色汚れのメンテナンスには
・数ヶ月に1度の歯科医でクリーニング(PMTC)
・日頃からのホワイトニング歯磨き粉を使用する
ことについて説明してきました。
ホワイトニングの種類によっても行う間隔や次回までのメンテナンスの間隔が違ってきます。ご自身のライフスタイルにあったホワイトニング方法で行うことで無理なくホワイトニングをしていきましょう。