ホームホワイトニングの効果を最大にするには?

ホワイトニングの知識

国内のホームホワイトニングに使用する薬剤は10%過酸化尿素のもののみ認可されており、薬剤の濃度としては海外のものと比べる濃度が低いです。

濃度が低いため、知覚過敏などの発生を抑えますが、その分、ホワイトニング効果が弱くなります。ここでは低い濃度でも効果を最大限にできる方法を話していきます。

歯に密着したマウスピースを作る。

歯にぴったりフィットしたマウスピースを作ることで、ホワイトニング中の唾液の侵入を防ぎ、薬剤の効果を最大にします。

マウスピース作製のための歯型取りは、よく使用されるアルジネート材よりもより緊密なトレーが作れるシリコーン材を使っている方が良いです。

また、マウスピースの素材は一般にはエチル酢酸ビニール(EVAシート)と言うもの(:スーパーで売られている食パン包装袋と同じです)のが使われていますが、スチレン・イソプロピレン重合体(湿布のシートに使われているピタッと貼りつくもの)のシートを使用するほうがより密着性のあるマウスピースが作れます。

ぴったりフィットするマウスピースの形状を保つための注意点は、マウスピースは熱で変形してしまうため、熱湯消毒やドライラーなどの高温で乾かすことは避けましょう。

マウスピースにスペースを作る

マウスピースに薬剤が入るように窪み(スペーサー)をつける場合があります。窪みがあるほうが薬剤がそこに溜まり、漏れは少なくなります。

特に少しサラサラしている粘度が低い薬剤をつかう場合は窪み(スペーサー)があったほうがよいでしょう。

薬剤濃度によってマウスピースの形状を変える

薬剤(ジェル)の濃度が低く、低粘度の場合は漏れを防ぐため、歯と歯ぐきの境目まで覆うタイプのマウスピースが効果的です。

一方、海外など高濃度の薬剤を使う場合は歯茎に薬剤が付くことを避けるため、境目でカットするタイプのものや、1-2㎜程度短くするタイプのマウスピースを用います。

ph(ペーエイチ)の高い薬剤を使う

ph:ペーエイチは酸性(7未満)、中(7)、アルカリ性を(7より大きい)と言う水溶液の性質を示すものです。コーラなどの炭酸飲料は文字どおり、酸性。ポカリやアクエリアスは人間と同じ、弱アルカリ性といったものです。

phがアルカリ性の大きい値だと薬剤から分解して作られるフリーラジカル(歯の内部に入り込んで着色物質を分解するもの)が活性になり、よりホワイトニング効果が上がります。

通常の薬剤は中性から弱酸性ですが、海外の薬剤にはアルカリ性のものがあります。常温ですと中性に戻ってしまうので、冷蔵での保存が必要になってきます。

薬剤濃度を徐々にあげていく

ホームホワイトニングは通常一番低い濃度(過酸化尿素:10%)のものから使用をしていきます。

その理由としては、歯医者さんで歯の状態は確認済みではありますが、自宅で行うため、安全性を考慮しているためです。

一番低い濃度の使用で問題がないようであれば、段階的に濃度を上げることでよりホームホワイトニング効果をあげていくようにします。

ただし、いきなり過酸化尿素10% → 35% などあげるのでなく、15%、20%など1段階ずつあげることで、しみ・痛みのリスクを抑えていきます。

使用時間を長くする

国内の薬剤は1回:2時間での使用となっています。

一方、海外では就寝時につけて使用するのが一般的です。

ホームホワイトニングでは薬剤の濃度が低いため、長い時間行ったほうが効果的ですが、欧米人と日本人ではエナメル質の厚さにも違いがあるため(日本人のほうがエナメル質が薄い→より敏感になる)、就寝時に使用する場合は、歯科医に相談してからのほうがよいでしょう。

(参考文献:みんなが知りたいホワイトニングQ&A)

 

 

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