美容や清潔感を持ちたいというニーズから、20代、30代の女性・男性では10%以上のホワイトニング経験があるアンケート結果もでている、人気のホワイトニング。
ホワイトニングには大きく歯科医院で行うオフィスホワイトニング、歯科医の指導のもとで行うホームホワイトニング、ご自身で行うセルフホワイトニングに分けられます。
それぞれの方法でメリット・デメリットがありますが、ここではオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングのメリットとデメリットについて説明していきます。
オフィスホワイトニングのメリットとは?
オフィスホワイトニングには他のホワイトニング方法と比較して、様々なメリットがあります。
オフィスホワイトニングを選ぶ人にとってどんなメリットがあるのか述べていきます。
①ホワイトニング回数が少なくて済む。
オフィスホワイトニングは他のホワイトニングにくらべて、希望の白さになるまでの施工回数が少なくてすみます。一般的には3~5回程度です。
これは、使用している薬剤が過酸化水素35%程度とホームホワイトニング(過酸化尿素10%以下で制限されています)に比べて高濃度の薬剤を使用するためです。
※過酸化尿素は過酸化水素に換算すると1/3ほどの濃度になります。
②ホワイトニング前後でしっかりケアされる。
ホワイトニングを行う前に、プラークや歯石、ステインといった歯の表面の汚れ・付着物をしっかりとらないとホワイトニング時の効果が高めることができません。
歯科医で行う場合には、はじめに歯のクリーニングをおこなってしっかり除去するため、薬剤がしっかり行きわたり、効果を高められます。
また、ホワイトニング後は歯を細かい研磨のペーストで歯面清掃をおこなうことで再石灰化をうながします。
その後、再着色しにくくするようにフッ素を含んだもので塗布し、歯の表面を滑らかにしてなるべく着色がつかないように防いでいきます。
このようにホワイトニング前後でのケアがしっかり行われます。
③知覚過敏へのケアがしっかりできる
オフィスホワイトニングでは、ホワイトニング前に虫歯のチェックをします。虫歯があると、そこから薬剤が歯の内部まで染み込んで、痛みをおこす知覚過敏になってしまうからです。
場合によってはむし歯から神経に薬剤が入り込み、激しい痛みがでて、神経をとるようになってしまう場合もあります。
そういった理由から、歯科医で行う場合は初めに虫歯を治療してからホワイトニングを行います。
合わせて、ホワイトニング前にも歯のクラックがないかなどの観察を行い、クラックがある場合は、あらかじめ鈍痛剤を施工するなど未然に防止します。
ホワイトニングをおこなう時は薬剤が歯茎につかないように歯茎にはシール材を塗布します。ホワイトニング中、痛みが出た場合にも一旦ホワイトニングを中断したり、鈍痛剤で痛みを抑えたりと適切な処置ができます。
このように歯科医で行うホワイトニングではトータルで知覚過敏に対する不安を消せるのがメリットです。
④自分で準備する煩わしさがない
歯科医で行うことで、自分自身で何かとするいったことはありません。ホームホワイトニングの場合ですと、マウスピースへ薬剤の塗布、歯茎に着かないように装着、一定時間経ったらマウスピースを外して、ブラッシング、マウスピースの洗浄・乾燥といった一連の動作が2週間、毎日必要となります。
慣れてしまえばというのはありますが、忙しい人にとってはわずらわしさを覚えることもあると思いますので、オフィスホワイトニングではそのようなわずわらしさがないのが良い点です。
オフィスホワイトニングのデメリットとは?
今まで、オフィスホワイトニングのメリットをお話してきましたが、デメリットもあります。
デメリットもお読みいただいたうえでオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングを判断されるとよいでしょう。
①ホワイトニングの色戻りがホームホワイトニングに比べて早い
オフィスホワイトニングでは、濃度の高い薬剤を使って、短期間、少ない回数で行うため、歯の色戻りもホームホワイトニングに比べ早くなります。
これは、ホームホワイトニングでは時間と回数をかけて徐々にホワイトニングしていくため、その後、色戻りが比較的遅くなりますが、オフィスホワイトニングで短時間でホワイトニングするため、色戻りがやや早くおきてしまうためです。
但し、完全に元の色にもどることはありません。
また、ホワイトニング後のフッ素塗布、歯をコーティングする成分を含んだホワイトニング、着色落とす成分が含まれているホワイトニング用の歯磨き粉の使用をしたりすることで後戻りをなるべく遅くするようなケアは可能です。
②知覚過敏がおきる可能性がある
オフィスホワイトニングでは歯科医での歯の状態を事前に確認したりと十分な処置を行いますが、高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏が起きる可能性があります。
知覚過敏が起きた場合、歯科医の判断で、ホワイトニングの中止、知覚過敏抑制剤の塗布、鎮痛薬の処方などその症状にあった処置を行います。
③前歯や小臼歯までのホワイトニングが多い
オフィスホワイトニングでは前歯、小臼歯(犬歯(八重歯)の奥隣りとそのまた隣の歯)までのよく見えるところまでのホワイトニングがメインとなります。
すべての歯に対して行うことはあまりありませんので、全ての歯に対してホワイトニングを希望される場合はホームホワイトニングを選ぶとよいでしょう。
④歯科医に滞在している時間が長い
短期間で行うため、歯科医院で滞在している時間がどうしても長くなります。およそ1時間半~2時間ほど滞在することが多いようです。
⑤ホームホワイトニングに比べ、ややコストがかかる。
オフィスホワイトングのトータルでかかるコストは15000~100000円程度です。価格は歯科医院によってばらつきがあります。これはオフィスホワイトニングでは”歯科医院ごとに使用する機器や薬剤が異なる、ホワイトニング方法も異なる”ことから、差が出てしまうためです。
コストに関して心配な方は、ホワイトニングを受ける前に、一度市歯科医に相談するとよいでしょう。
⑥高濃度の過酸化水素のため、気管支に症状がある場合は注意
オフィスホワイトニングでは高濃度の過酸化水素を扱い、揮発するため気管支に何かしらの症状がある場合は注意が必要です。ただし、歯科医で喚起を十分に行うなどの処置で対策はできます。
ホームホワイトニングのメリット
ホームホワイトニングにもオフィスホワイトニングと違い、さまざまあり、メリットの違いもでてきます。ここではホームホワイトニングのメリットについて説明していきます。
①すべての歯にホワイトニングできる。
オフィスホワイトニングでは目につきやすい前歯・小臼歯までのホワイトニングがほとんどという説明をしました。ホームホワイトニングではマウスピースを使ったホワイトニングを行う為、全ての歯にホワイトニングを行うことができます。
②薬剤が低濃度の為、安全性が高い。
ホームホワイトニングでは法律で10%以下の過酸化尿素の使用となっていて高濃度の薬剤の使用は認められていません。専門家のもとで管理されない範囲では、低濃度にすることによって安全性を保っています。
③自然感のあるホワイトニングができる。
ホームホワイトニングでは低濃度の薬剤を使用している為、不自然に一気に白くなることなく、違和感なく自然にだんだん白くなっていくことができます。さりげなく、歯が白くなっているというのをご希望される場合はホームホワイトニングがよいでしょう。
④後戻りが比較的遅い。
オフィスホワイトニングとは逆に、徐々に着色成分が分解され白くなっていくため、後戻りもゆっくりになります。また、薬剤を購入し、ホワイトニング期間を延長することで、白さをより保つということもできるようになります。
ホームホワイトニングのデメリットは?
①薬剤がマウスピースから漏れてしまう場合がある。
ホームホワイトニングではご自身でおこなうため、マウスピースに塗布した薬剤が漏れ、歯茎に付いてしまう場合があります。
歯茎に着くと濃度が低いとは言え、痛みを伴う場合もありますので装着時には注意が必要です。
②知覚過敏が発生した場合のすぐの対応が難しい。
ホームホワイトングでは実際のホワイトニングはご自身の自宅で行うため、知覚過敏が起こってしまった時に、歯科医で行うオフィスホワイトニングと違ってすぐの対応が難しくなります。
あらかじめ、知覚過敏が起きた場合の対応(鎮痛剤など)を歯科医と相談しておくというのが”いざ”というときの為によいでしょう。
③希望の白さになるまで時間が掛かる。
ホームホワイトニングではゆっくり歯を白くしていくため、時間がかかります。「結婚式前に歯を白くしたい」、「イベントまでに間に合わせたい」などホワイトニングの期間をあまりとれないかたはオフィスホワイトニングを選択されたほうがよいでしょう。
④ オフィスホワイトニングに比べ、トータル的に費用を抑えることができる
一般的に、ホームホワイトニングでかかる費用は25000~35000円程度です。ホームホワイトングではマウスピース(約5000円前後)で作る必要がありますが、2回目以降は薬剤の費用のみとなるため、オフィスホワイトニングよりも、費用を抑えることができます。
まとめ
ここではオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングのメリット・デメリットをお伝えしてきました。
まとめると
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | ||
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
ホワイトニングする歯は20本ほどの見える範囲 | 全ての歯にホワイトニングに出来る | ||
ホワイトニング回数が少なくて済む | ー | ー | 希望の白さになるまで時間がかかる |
ホワイトニング前後のケアがしっかりされる | ー | 知覚過敏がおきたときにすぐに対処ができない | |
知覚過敏がおきる可能性がある | 知覚過敏がやや起きにくい | ||
自分で行う必要がない | ー | ー | 自分で行う為、薬剤が漏れてしまう場合がある |
ー | 色戻りが早い | 色戻りがゆっくり | ー |
ー | 歯科医院に滞在している時間がながい | 自宅でホワイトニングを行える | ー |
ホームホワイトニングに比べ費用がかかる | オフィスホワイトニングに比べ、安く済む |
のようなになります。
それぞれのメリット・デメリットを考えて、ご自身にあったホワイトニング方法を選びましょう。
(参考書籍:ホワイトニングQ&A)