ホワイトニングでは薬剤によって、”痛み”や”しみる”を伴う知覚過敏になることがあります。一時的に起こる場合は数時間〜数十時間でおさまります。
もともと知覚過敏気味の方がホワイトニングを行う場合やホワイトニング中、ホワイトニング後に知覚過敏が起こった場合についての対処法を紹介していきます。
ホワイトニング前の対処法
ホワイトニング前から知覚過敏に対する対処をしておくことで知覚過敏をおこしにくくすることができます。
▲歯磨きによる対処
フッ化ナトリウムや硝酸カリウムやCPP-ACP配合のペーストで数日〜数週間前より歯磨きを行います。成分が歯のエナメル質などに浸透することで知覚過敏効果を発揮します。
▲直接塗布による対処
ホワイトニング直前ではフッ化ナトリウム、硝酸カリウムなどを直接、歯に塗布します。
ホワイトニング中の対処法
ホワイトニング中に知覚過敏が起こった場合は、ホワイトニングを中断して、フッ化ナトリウム、硝酸カリウムなどを塗布します。知覚過敏が治ったらホワイトニングを再開します。
ホワイトニング後の対処法
ホワイトニング直後は知覚過敏がなくても、その後知覚過敏が起こる場合があります。その時の次のような対処法があります。
▲直接塗布による対処
ホワイトニング中に起こった時同様、フッ化ナトリウム、硝酸カリウムなどを直接、歯に塗布します。
▲マウスピースを使っての対処
ホームホワイトニングなどでマウスピースをお持ちの場合は、マウスピースにフッ化ナトリウムなどのジェルを入れて5〜10程度装着します。
▲歯磨きによる対処
フッ化ナトリウム、硝酸カリウム、CPP-ACP配合のペーストを使用し、歯磨きを行います。
▲洗口液による対処
フッ化ナトリウムなどが含まれた洗口剤で口をゆすぎます。
▲食事での対処
酸性の飲み物・食べ物、冷たいもの・熱いものをなるべく控えます。
どうしても痛みが取れない場合は?
対処をしてもやっぱり痛みがおさまらない場合は鎮痛剤を服用してもらいましょう。また、高濃度の薬剤を使っている場合は低濃度の薬剤に切り替えてると痛みがおさまる場合もありますので、歯科医に相談してみましょう。