<”白いウェディングドレスに合うように”、”一生残る写真だから”そういった理由で結婚式前にホワイトニングをする女性は多いです。ホワイトニングも結婚式の準備同様、期間がかかります。
結婚式に間に合わせたい方はしっかりと準備期間をとってのぞんでもらうようにどのくらい前から準備を進めれば良いか?、期間が取れない場合はどういう対応ができるかを説明します。
準備期間はどのくらい必要?
準備期間がどれくらい必要かはウェディングをひかえていらっしゃる方の歯の状態によって大きく違ってきます。虫歯がある場合はそこからホワイトニングの薬剤が象牙質→神経に入ってしまうことが考えられ、知覚過敏を起こしてしまう可能性があるからです。
まずは虫歯を治療してから、ホワイトニングを行うのでその治療期間が必要になります。
①虫歯がある場合
虫歯の本数、状態によっても治療期間が変わってきますので、”虫歯があるな”と思っている方でホワイトニングを行う方は極力早く歯科医院にいきましょう。
②虫歯がない場合
虫歯がない場合はホワイトニング前の準備として、通常、歯の白さをどうするか歯科医と相談・決定し、ホワイトニング前に歯のクリーニングを1回行います。事前に専門的な歯のクリーニングで、ステイン(着色汚れ)、歯垢を落とし、ホワイトニングの効果を高めるためです。
その後、ホワイトニングに進みます。オフィスホワイトニングは通常3〜5回、2週間ごとに行いますので、最長で2ヶ月ほどみておいたほうがよいでしょう。
また、歯科医の指導のもとで行うホームホワイトニングでは歯のクリーニング→ホームホワイトニング用のマウスピースの型取り→マウスピース完成→ホームホワイトニング開始となります。
一般にホームホワイトニングを実際行う期間は2週間連続で毎日1時間程度となります。マウスピースの出来上がり期間なども歯科医によってかわってくると思いますので、歯科医と期間を相談し、どちらにするかを決めていきましょう。
準備期間が取れない場合は?
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングの期間が取れない場合はセルフホワイトニングを行います。
ホワイトニングバーを利用する場合は、初回からセルフホワイトニングを行えます。個人差がありますが、1回目から白くなる方、数回で白くなる方に分けられます。
数回通った場合はおよそ1ヶ月ほどの期間となります。ホワイトニングバーは歯のステイン(着色汚れ) を落とし、歯本来の色にするものなので、歯をより白くしたいと思っている方には不向きですので、その点を踏まえて行いましょう。
ご自宅で行うセルフホワイトニングは
①ホワイトニング作用がある過酸化物が含まれているホワイトニング剤、歯磨き粉、ストリップを使う
②ご自身の歯の本来の色にするために、歯のステイン(着色汚れ) を落とす商品を使う
ことに分けられます。
①では
・低濃度の過酸化物が入った日本製ホワイトニング剤を使う。(国内製品では10%以下の過酸化尿素の制限があるため)※この場合、別にマウスピースを歯科医等で作る必要があります。
・過酸化物の濃度がやや高い海外製のホワイトニング剤を使う。
・海外製のホワイトニング効果のある低濃度の過酸化物を含んだ歯磨き粉をつかう。
・ホワイトニングストリップ(過酸化物を含んでいます)をつかう。
に分けられます。より高い濃度のほうがホワイトニング効果は高いですが、その分、知覚過敏のリスクが高くなります。ご自身で行うセルフホワイトニングではそのあたりもふまえて知覚過敏のリスクが少ない低い濃度にするか、高い濃度にするかを決めましょう。ホワイトニング 知覚過敏への対処法は?という記事もあります。もし、ご自身で高濃度でのホワイトニングを行う場合の対処法の参考にしてみてください。
以下では代表的な製品をあげておきます。
・低濃度の日本製ホワイトニング剤
ティオンホーム(過酸化尿素:10% ※過酸化水素 3.6%となります)
松風ハイライト(過酸化尿素:10% ※過酸化水素 3.6%となります)
・やや濃度が高い海外製のホワイトニング剤
オパールエッセンス(過酸化尿素:10%、15%、20%、35% ※過酸化水素濃度はそれぞれ3.6%、5%、6.6%、11.6%程度になります) ◆ 別途、マウスピースが必要です。
ビーグレンホワイトニングケアセット(過酸化尿素:16% ※過酸化水素濃度は5.3%程度になります)
ブライターホワイトホワイトニングキット(過酸化水素:6%)
※ 過酸化尿素濃度の約1/3が過酸化水素濃度になります。過酸化尿素は唾液で尿素と過酸化水素に分解され、緩やかに歯に作用するため、歯茎などへの影響を少なくします。
・海外製のホワイトニング効果のある低濃度の歯磨き粉
コルゲート オプティック ホワイト ステインレス ホワイト トウースペースト
・ホワイトニングストリップ
3Dクレスト ホワイトニングストリップ(過酸化水素:10%)
②”歯のステイン(着色汚れ)を落とす商品をつかう”では
・歯磨き粉によるステイン除去
・ホワイトニングジェルキットによるステイン除去
に分けられます。
ホワイトニング用歯磨き粉には様々な種類があります。ただし、効果には個人差があるようですのでいろいろ試す時間がある方は行ってみましょう。代表的な製品の簡単な紹介をします。
【歯磨き粉】
ブリリアントモア(ピロリン酸ナトリウムの効果によりステインを除去します。)
はははのは
ボタニカルペースト(ポリリン酸ナトリウム、パパイン酵素の効果でステインを除去します。)
スーパースマイル(独自成分カルプロックスがステインを分解します。歯の表面の膜”ペリクル”が一時的に除去されますので、直後の飲食は避けましょう。)
クレスト 3Dホワイト ホワイトニング セラピー エナメル ケア トウースペースト
ホワイトニングジェルによる方法では通常、ホワイトニングキットを製品ウェブサイト、バイマ、アマゾン、楽天などから購入します。国内製・海外製で何種類かありますのでここでは簡単に紹介します。上記のホワイトニング用歯磨きで効果に個人差がありますが、ホワイトニングジェルを使った方法では歯の着色をおとす一定の効果は得られていると感じている方は多いです。ただし、効果は継続して行うことででており、一定の期間がかかります。
・ホワイトニングジェルキット
ビースマイル(国内製のホワイトニングジェルキット)
ハイスマイル (アメリカ製のホワイトニングジェルキット)
直前で時間がないという方はまずは
・過酸化物が含まれるホワイトニング剤の使用
・ホワイトニングサロン・バーでのホワイトニング
をするのが購入後又は来店後すぐに始められる、ホワイトニングを行うと初回から効果を感じることができる可能性があるので早いと考えられます。但し、過酸化物を含むホワイトニング剤の使用では歯を白くする効果は高いですが、知覚過敏などの症状がでる可能性がありますので、既に虫歯がある方、知覚過敏気味のかたはその点を踏まえて、使用するかを考えましょう。