歯医者さんでも自宅でもできるホワイトニング
「どのくらい値段がかかるの」と調べてみると”結構 値段がまちまちだった”という経験はありませんか?
「どうしてこんなに値段が違うのだろう・・」
「希望通りにするにはどのくらいの値段が妥当なのだろう」
と考えてしまいますね。
ホワイトニングの値段の違いはおもに
①ホワイトニングの方法
②歯科医院ごと
によっておこります。
ここでは
”その違いがおこる理由”
”ホワイトニング方法ごとの相場”
”相場よりも安く安全に行う方法は”
といったことについて解説していきます。
なお、この記事でのホワイトニングは”歯そのものを白くするもの”についてになります。
ホワイトニング 値段の違いがおこる理由
ホワイトニングの方法による
ホワイトニングの方法は大きく3つに分けられます
①歯医者さんでおこなうオフィスホワイトニング
②歯医者さん指導のもとでおこなうホームホワイトニング
③全て自分で行うホワイトニング
です。
簡潔に言うと高①→中②→安③の順番で値段は安くなります。但し、安全性の面などで心配な面もでてきます。
①オフィスホワイトニング
歯科医でオフィスホワイトニングは通常 ジェルを歯に塗布し、ライトをあてることで行います。
他2つの方法より、ホワイトニングに使うジェルの薬剤濃度が高く、さらにライトで薬剤を活性にすることで施術したらすぐに効果(白くなる)がでるのが特徴です。
オフィスホワイトニングでは
・歯科医・歯科衛生士が施術をおこなうことでの人件費
・ライトなど特殊な機材を使うことでの設備費
がホワイトニングの値段に割りがけされる為、高くなる傾向にあります。
そして、1回でのホワイトニング効果が高ければ値段も高くなります。
1回でのトータルのホワイトニング時間が長かったり(ホワイトニングは10~20分ライト照射→ジェル塗布を繰り返して行い、その繰り返し回数が増える)、通常のホワイトニングより特殊なジェルやライトを使用するためです。
主なオフィスホワイトニングの種類と値段を下表にまとめていますので、参考にしてみてください。
ティオンオフィス | オパールエッセンスブースト | ビヨンド | ZOOM | ブライトスマイル | ブライトスマイル2 | ハイライト | ピレーネ | ポリリン酸ホワイトニング | FAPホワイトニング | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1回での白くなる効果 | 5-8段階 | 5-6段階 | 2-4段階 | 6-8段階 | 8-10段階 | 9-11段階 | 1-2段階 | 1-2段階 | 1-2段階 | 1-2段階 |
料金(1回あたり) | 25,000~50,000円 | 10,000~25,000円 | 10,000~30,000円 | 30,000~50,000円 | 60,000円 | 70,000円 | 10,000~30,000円 | 10,000~30,000円 | 10,000~20,000円 | 6,000~20,000円 |
歯の施術本数 | 12~16本 | 12~20本 | 12本~16本 | 20~24本 | 20~24本 | 12~16本 | 12~16本 | 12~16本 | 12~16本 | 12~16本 |
しみにくさ | ◎ | △ | △ | △ | ○ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
②ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは初回に歯医者さんでカウンセリング→マウスピース作成のための歯型取り→次回、マウスピースとジェルを受け取り、自宅でのホワイトニングを開始します。
自宅で行う安全性を考慮し、ジェルの薬剤濃度は低くおさえられている&ライトを使用しないので1回での効果は低く、毎日2時間、2週間連続で行うのが一般的です。
希望の白さにするまで定期的にジェルを購入する必要はありますが、それでもオフィスホワイトニングに比べて、技術料(人件費)や機材コストがかからない為、値段を安くおさえることができます。
③全て自分で行うホワイトニング
歯そのものを白くするジェルやシールをネット販売などで購入して全て自分で行うホワイトニングです。
おもには
・アメリカ製のCerst(クレスト)などのホワイトニングシート
・海外製のマウスピースが付属されたホワイトニングキット
・歯科医でマウスピースのみ作成して、ジェルをネットで購入し行う
ものがあります。
最も安いのはホワイトニングシートを使ったもので、10回分およそ3000円ほどです。方法は歯に薬剤入りのシートを30分ほど貼り付け、一定期間継続的におこなって歯を白くします。
海外製のホワイトニングキットには薬剤成分が含まれたジェルを使ったものがあります。値段はおよそ5500~9000円の範囲です。
具体的にはビーグレンデンタル、ブライターホワイトがあります。
使用方法はホームホワイトニングを行う方法と同じで、付属のマウスピースにジェルを塗布して歯に一定時間(30分程度)装着してホワイトニングします。
コストが抑えられる分、マウスピースは自分にマッチしたものでないことでジェルが漏れるなどに気をつける必要があります。
ジェルのみ楽天などのネット販売で購入して行う場合はホームホワイトニング同様、専用のマウスピースを歯科医院で作ってもらうことになります。
マウスピースは10,000~30,000円程度の値段でばらつきがありますので、事前に歯医者さんに確認してみましょう。
ジェルはネットで購入すると歯科医で購入するより半額程度で入手できるものがあるので安く行うことが可能です。
海外製は薬剤成分が強いのでリスクを考えて使用を
海外製のホワイトニングシート、キットを使ったものは、装着時間もホームホワイトニングの2時間に比べて30分と短くなっています。
それだけ薬剤成分が強いのが理由です。
また、日本人は欧米人よりエナメル質が薄いため、使用には十分注意が必要です。
実際の口コミでも”しみた・痛い”というコメントが多くあがっています。
特にむし歯や知覚過敏などホワイトニング前から歯の状態がよくない場合、薬剤によって神経が炎症をおこし、炎症が治らない場合は、神経を抜くことになってしまう最悪のケースもあります。
自分で全て行う場合にはそういった安全面のリスクを考えて、行うかどうか検討をする必要があります。
歯科医院による違い
行っているホワイトニング方法が同じでも歯科医によって値段の違いがあります。
この主な理由は
ホワイトニングは保険適用外なので歯科医院で自由に金額が設定できる
ためです。
歯の治療は保険適用となるので金額は保険点数によってきまるのでばらつきはおきません。
保険が適用されないホワイトニングなどの”自由診療”では技術料(歯科衛生士さんの人件費)など自由に歯科で設定できるので同じメーカーのホワイトニング方法を扱っていても違いがおきることになります。
ホワイトニング 値段の相場は?
ホワイトニング 値段の相場一覧
それぞれのホワイトニング方法、歯科医院によって値段が違ってくることを説明してきました。
ここではその値段の相場をまとめていますので、見ていきましょう。
なお、人によってはもともと歯が白くなりにくい(子供の頃の薬 服用によるテトラサイクリン歯など)、加齢によって黄色いなどで回数が増え、かかる値段にもばらつきが出る場合があります。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | 全て自分で行うホワイトニング | ||
---|---|---|---|---|
一般歯科 | ホワイトニング専門 | |||
料金 | 20,000~100,000円 | 20,000~70,000円 | 10,000~30,000円 | 6,000~10,000円 |
※ 値段は 日本人の平均A3 → A1 まで8段階アップまでにかかる概算で計算
ホワイトニング専門歯科はより安い傾向にある
歯科医院の中でもホワイトニングを専門・メインにおこなっている”ホワイトニング専門歯科”のほうが値段は安い傾向にあります。
ホワイトニング回数がより多いことで、人件費や機材費を安く割りがけできるのが理由です。
最安でおこなうホワイトニングはリスクをともなうことも
表のようにホワイトニングを最安で行えるのは全て自分で行うホワイトニングです。
ただし、
・あらかじめ歯の状態がわからない
・痛みがでた時の対処ができない
ことでしみる・痛みなどの安全面でリスクがともないます。
特に海外製は先に述べたように日本人向けになっていないので注意です。
歯科で安いところはしっかりカウンセリングしてくれるかがポイント
近年はあまりありませんが、値段は安いが十分な事前カウンセリングを行っていない歯科医院もあります。
そうなると、効果がでにくかったり、痛みなどのリスクが出やすくなるので”安い”だけで判断をするのは避けたほうがよいです。
ホワイトニングする歯科医院はある程度 確認してから行くことをおススメします。
主要都市と地方での値段の違いはホワイトニング専門歯科があるか/ないか
主要都市には多くあるホワイトニング専門歯科
地方にはホワイトニング専門歯科が少なく、一般歯科と併用して行っていることでホワイトニング料金としては主要都市でのホワイトニングに比べ値段が高い傾向にあります。
但し、近年では全国同一の値段で受けられるホワイトニングを事業化している会社があり、格差なく受けられるようになってきています。
都内では格安でホワイトニングを受けられる専門歯科がある
他都内でないか確認(ホワイトホワイトなど、銀座ホワイトニング)
都内ではホワイトニング専門歯科で破格の値段で受けられる”スターホワイトニング”があります。
この値段は、他の多店舗展開でコストを抑えているホワイトニング歯科と比較しても格安の値段です。
スターホワイトニングがこの値段で受けられる理由は
・医院内のレイアウトをコンパクト・効率的にホワイトニングするつくりでコストを抑えている
・オフィスホワイトニングに特化しコストを集中している
ことが挙げられます。
それでも、しっかりとした初回カウンセリングを行い、安心しておこなるようにしています。
全国で一律同料金のホワイトニング事業に加盟する歯科が増えている
近年、ホワイトニング事業をおこなっている会社で、全国に加盟店を広げているところがあります。テレビCMも展開している”ホワイトエッセンス”という会社です。
これは地方の一般歯科が加盟することで、値段も含め体系化された”歯医者さんでのホワイトニング”を受けれられるようになり、現在は47都道府県 すべてに加盟した歯科があります。
ただ、県によっては県内で2,3カ所などまだ少数のところもあり、同じ県内にあっても行くまでには遠い場合もありますので、まずはご自分にあるかを確認してみましょう。
値段は全国同じ機材やジェルでできるスケールメリットを生かし、手ごろな料金でうけられるようになっています。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | |
---|---|---|
初回 | 15,000円~ | 15,000円 |
8段階アップまでの概算 値段 | 30,000~70,000円 | 30,000円 |
※ ホームホワイトニングは1週間で2段階アップで計算
まとめ
ここでは”ホワイトニング 値段の違い”について
・値段の違いはホワイトニング方法と歯科医院による
・ホワイトニングの相場は①オフィスホワイトニング、②ホームホワイトニング、③自分で行うホワイトニングの順番で安くなる
・安くできるホワイトニングには安全面でリスクをともなうので、十分検討が必要
・地方と主要都市で値段の違いの差はホワイトニング専門歯科があるか/ないか
・都内では破格の値段で受けられる専門歯科がある。また、全国展開で一律同じ手頃な値段で受けられるホワイトニングがある
ことをお伝えしてきました。
「白い歯」を手に入れるには、値段だけでははかることとができない”安心・安全”も重要です。
”安心してうけられる”を選択して、まわりから「表情が明るくなったね」と思われる/「自然と笑顔がふえる」とようなホワイトニングをしてみましょう。