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くさび状欠損とは?この症状でもホワイトニングできる?

ホワイトニングの知識

「ホワイトニングしようと歯をみたら、なんだか歯茎の近くだけ黄色い」

「冷たいものがしみたりして知覚過敏の症状があるんだけど、ホワイトニングできるのかな?」

とお思いなる方が中にはいるかもしれません。

そういった場合、”くさび状欠損”の可能性があります。

ここでは

・くさび状欠損とは?

・くさび状欠損でもホワイトニングできる?

について解説していきたいと思います。

そもそも、くさび状欠損とは?

くさび状欠損とは歯と歯茎の境目で歯茎が後退し、象牙質がでている症状をいいます。

主原因は「はぎしり」や「噛みあわせ力」によっておこるとされていますが、その他の副要因として過度のブラッシングもあまりよくないといわれています。

くさび状欠損が起こると、知覚過敏の症状が出る可能性があります。

ホワイトニングにおいては、薬剤が直接この象牙質の部分に付着すると、薬剤が歯内部に入り、”しみ・痛み”の知覚過敏の症状が出やすくなってしまう可能性があります。

くさび状欠損でホワイトニングはできるのでしょうか?

次の項で説明していきます。

くさび状欠損でもホワイトニングはできます

くさび状欠損でもいくつかの対処法でホワイトニングは可能です。

ここでは、その対処法について説明します。

・MIペーストや知覚過敏抑制剤でホワイトニング前に予防する

くさび状欠損の方は、知覚過敏が起きやすいため、あらかじめホワイトニングの2週間前ほどからMIペーストや硝酸カリウム配合のペーストで歯磨きを行い、ホワイトニングに臨みます。

これらの知覚過敏抑制効果のあるものは、ペーストの成分にCPPーACP:カゼインホスホペプチド が含まれており、それが露出した象牙質を覆い、知覚過敏を抑制します。

また、シュミテクトに代表される知覚過敏を抑制する歯磨き粉にも入っている硝酸カリウムは、知覚過敏を鈍麻(感覚を鈍らせる)効果があります。

 

・ホワイトニング時は歯肉保護材で保護やペーストや鈍麻剤を塗布して、知覚過敏を防ぐ

歯科医で行うオフィスホワイトニングでは、ホワイトニングの薬剤を歯に塗布する前に、くさび状欠損の箇所に歯肉保護材を塗り、その部分に薬剤が染み込まないように処置を行うことができます。

また、ホワイトニング前の予防同様に、ホワイトニング時にMIペーストによる知覚過敏抑制、鈍麻剤による知覚過敏の緩和をする処置での対応もあります。

方法は歯科医院によっても異なりますますので、ホワイトニングを実際に行う歯科医院で相談をしてみましょう。

 

・しみにくいホワイトニング薬剤を使用する

歯科医で扱うホワイトニング剤は、それぞれ異なりますが、”しみにくい”、”しみやすい”とされているものがあります。

しみにくいホワイトニング剤:ピレーネ、ティオンオフィス

しみやすいホワイトニング剤:ズーム、ビヨンド、ブライトホワイト、オパールエッセンスブースト

この中でもピレーネはもっともしみにくいとされていますが、その分、1回でのホワイトニング効果が弱いため、何回かの通院が必要です。

ティオンは1回でも白くなる方が多い傾向にあります。

くさび状欠損の方は歯科医院を選ぶ前に、事前にどのようなホワイトニング剤を扱っているのか確認して見るのが良いと思います。

 

・ポリリン酸ホワイトニング、FAPホワイトニングを行う

ポリリン酸ホワイトニングは歯を白くする過酸化水素に加え、ポリリン酸が成分に含まれており、歯面を保護する効果があります。

同じようにFAPホワイトニングは過酸化水素に加え、フッ素とアパタイトが成分に含まれているため、しみ止めの効果があります。

実際に、ポリリン酸ホワイトニング、FAPホワイトニングを行っているところはあまり多くはないので、事前にお近くに実施されている歯科医院があるかと確認した方がよいと思います。

 

・サロン・バーでのホワイトニングは、まずしみないが歯の表面の着色汚れをとる効果に限定される

ホワイトニングバーに代表される医療機関でないサロン・バーでは過酸化物を含んだホワイトニングは行うことができないため、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムを用いたホワイトニングが行われます。

このため、サロン・バーでのホワイトニングは”歯の表面の着色汚れを落とす”という効果に限定され、歯そのものを白くすることはできません。

ただし、この歯の着色汚れが落ちただけでも、”歯が白くなった”と感じる方も多く、しみや痛みなく、「着色汚れを落として今より歯を白くしたい」と思われている方はまず行ってみるのもよいと思います

 

これまで、くさび状欠損があっても、なるべくしみや知覚過敏を起こさずホワイトニングできる方法を述べてきました。

では、くさび状欠損となっている黄色い象牙質部分はどうすればよいの?

という疑問を持たれた方もいると思います。

次に”くさび状欠損部の処置”について述べていきます。

くさび状欠損部はホワイトニング後、樹脂埋めを行います

くさび状欠損部はホワイトニング後、樹脂埋めを行います。

ホワイトニング後に行う理由は、ホワイトニング前に樹脂埋めを行ってしまうと樹脂の色味がホワイトニング後の歯の色と差が出てしまう為です。

また、樹脂埋めはホワイトニング後、10日以上経過後に行います。

理由としては

・ホワイトニング直後は色がより白くなっているので、色が安定するまで待つ

・直後は薬剤により、樹脂の接着性がよくない

為です。

 

現在、20代の若い方でもくさび状欠損の症状をお持ちの方も多いです。「くさび状欠損だけどホワイトニングしたい」とお思いの方は、この記事を参考にしていただき、少しでも

歯科医院選びにお役に立てればと思います。

 

 

 

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