最近では、日本国内でもアメリカのように「歯の白さ」や「歯の見た目の美しさ」を意識する人が増えてきました。
いざホワイトニングをしようと思った時、
「差し歯にしようと思っているけど、ホワイトニングはできるのかな?」
「歯並びも治したいけど、ホワイトニングと歯列矯正はどっちから始めればイイ?」
と疑問をいだく方もいると思います。
今回はその疑問についてお答えしていきたいと思います。
ホワイトニング、差し歯、矯正 どれから先にやればいい?
▲.矯正⇒ホワイトング⇒差し歯の順番で行うのが一般的です
差し歯は人工の歯を歯の根元に差し込む治療法です。
もし、差し歯治療を最初に行ってしまうとホワイトニングが進むにつれて周りの歯と色味が合わなくなってしまうおそれがあります。
また、矯正は抜歯が必要になるケースがあるため、ホワイトニングを先に行ってしまうとせっかく白くした歯を抜歯しなければならなくなります。
このため、特に緊急性がないのであれば、矯正⇒ホワイトニング⇒差し歯の順番で治療をお受けになることをおススメします。
なお、矯正治療の中でもかぶせ物をして歯並びをととのえるオールセラミック矯正は全体の歯の白さを綿密に計算してクラウンをかぶせていく治療のため、やはりいちばん最初にオールセラミック矯正を行うのがベターな選択肢となります。
▲.ホワイトニング歯磨き粉であれば治療中に使用できます
矯正、ホワイトニング、差し歯という順番で治療を進めていくのが一般的ですが、パールクチュールやアパガードプレミオ、コンクールジェルなど、歯磨き粉タイプ・ジェルタイプのホワイトニングジェルであれば、矯正治療中に使用してもかまいません。
ただし、海外のホワイトニングジェルなど、日本の薬事法で規制されている成分の強い薬剤を含んでいる製品は歯の痛みやしみなどの”知覚過敏”になってしまう可能性がありますので、使用に際しては治療を担当している歯科医師に製品を使ってよいかどうかを確認しておきましょう。
なお、マウスピース矯正を行う場合にはマウスピースタイプのジェルをホームホワイトニングで使ってしまうと治療に影響をおよぼしてしまうおそれがありますので、使用は控えてください。